SHIANBROWN

うまくデザインができない。ただ、存在してしまった。
ブラウザのバグやコードやページの構成上そうならざるを得なかったほころび。そういったことに美しさを感じる。
かつては、自分はこんなことができるんだ、という意味でデザインや創作をしていたが、今はデザインができない、うまくコミュニケーションできない、プログラミングがわからないということを作ることを通じで言い続けているような気がする。
ずっと昔に読んだ岡本太郎の本の影響もあるのかもしれない。できなさ、馴染めなさこそが自分のスタイルを定義づけている。
誰かが作ったフォントや、プログラミング言語やフレームワークを使わせてもらっているだけ。
どこにも属せず、中途半端に存在してる。
誰かの心を打つようなものを作りたいと考えている。それはなかなか叶わない。